注意喚起

SNSに多い疑似S男性に足りないもの

liebeseele(リーベゼーレ)

 

Twitter等のSNSで御主人様・調教パートナーを探した経験のある女性は多いと思う。

男性はいかに自分が調教経験豊富で、簡単に志願者を躾けることができるかを語る。明らかに嘘とわかる女性とのやり取りや経験をSNSで発信する。

それ自体は男性が奴隷を探そうとする努力の一種なので否定はしない。しかし説得力のあるS男性と疑似S男性の違いを女性を簡単に見抜いている。

そもそも間違った考え方をしている男性は、自分がなりたい主人像に対して幻想を抱いており、主人としての立ち振る舞いを理解出来ていない。

疑似S男性に足りないものはシンプルに二つある。それは女性と最初の主従関係を持つための工夫・思考が足りないのと、主従関係における失敗の経験が圧倒的に足りない。

今回の記事では以下のように表現をする。

  • 初心者S男性=調教経験ゼロの男性
  • 疑似S男性=ほぼ経験がないのに豊富であるように振る舞う男性

 

失敗の不足に関してはある程度主従関係における経験を積まなければ経験ができないので、まったくの初心者S男性においていえば工夫・思考が足りないことが問題となる。解決策は存在するが、ここは女性向けのブログなのでそれについては記述はしない。

実際には経験がないのに経験豊富であるように振る舞う疑似S男性で言えば、SNSで呟かれている内容にまったく中身がないことが感じ取れるだろう。AV・エロ漫画、SMブログ等から得た知識をもとに呟いているのだと思う。

調教経験のない男性は、主となる男性が完璧であるような幻想を抱いている。確かにネットやSNSに見られる優良なS男性の方々は、人間としてもとても魅力的で奴隷の扱い方もスマートだ。

しかしそれは多くの経験の上に成り立つ「結果」であることを認識しなければならない。

僕もとても多くの失敗をしてきた。

奴隷を大切に扱うことを忘れ、去ってほしくない奴隷に去られたこともある。自分が100%優位に立っていたはずなのに、別れを切り出された奴隷に心臓がえぐられるような痛みを覚えたこともある。

主人も奴隷も人間だ。特別なのは関係性で、個としてみれば何も特別なことはない。

主人が尊敬されるような余裕を持っていられるのは、良好な関係を保っている時だけなのかもしれない。そんな風に考えることもある。

自分の奴隷の心理や身体を思うままにコントロールできる。熟練された主であればそれは間違っていないだろう。しかしそれがサドを名乗った瞬間にできるようになる訳ではないことを疑似S男性は理解ができていない。

サドを名乗った瞬間にM女に対して権力が発生する訳ではないのだ。

SNSは何者にでもなれる。その気軽さは尊いもので、それこそが楽しみでもあるだろう。故に、選ぶという行為を酷く困難なものにしている。

SNSでパートナーを求める女性は、その男性が自分をどう扱ってくれるか?ということをよく見定めて関係を結んで欲しいと思う。

 

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