日記

奴隷になるとどんな変化が起きるのか

liebeseele(リーベゼーレ)

 

奴隷になるとはどういうことか。

このブログでは高頻度で初心者M女向けに警鐘を鳴らす記事を書いているが、今回は経験のないM女が主となる男性の奴隷になるという変化について書きたい。

信頼を置くS男性に「お前は今から私の奴隷だ」こう言われた瞬間に関係は主と従になるのか。結論からいうと、記号的な主従関係は成立する。しかしM女にとってこの言葉を言われた瞬間に自分の中で何かが変わるかというと、そんなに単純には出来ていないだろう。

Mというのは非常に曖昧な表現だ。女性の中に潜むMの度合いは1もいれば10もいる。趣味嗜好も異なる。それを男性は理解しようとしないから、主従関係は間違った男性本位で構築されていく。

1を求めている女性にいきなり10を突き付ければその女性にとって調教は怖いものになってしまうし、10を求めている女性に1を差し出せば主従の世界の物足りなさに失望するだろう。

「主」これもまた便利な表現である。

主人を名乗れば支配権を得る訳ではないのに、自身の欲望をさもそれが正しいことであるように振りかざす。主従は免罪符ではない。ましてや調教と欲望の吐き出しはイコールではない(関連性は認められる)。

女性自身、実際には自分はどれほどのMであってどれほど調教に興味があるかはわかっていない。定量化が出来ない事象は、それを測量する人間の精細さに結果が左右される。実際に最初の調教に進むまでのラポール(信頼関係・お互いがより良く話せる状態)形成が重要だろう。

例えば今日ネットで知り合った男女が主従関係を結び、明日ホテルで会うことになったとしよう。

ネットでの出会い、アブノーマルなプレイ、初めての主従関係。あらゆる要素が重なって非日常の中で経験したことのない興奮はするだろう。

しかしそれは主従関係に憧れていたM女が求めていたモノだろうか?

主従関係に憧れていた女性は、行きずりのセックスを求めていた訳ではないはずだ。変わったセックスをするだけならば、簡単にパートナーは見つかるだろう。

良い主従関係を構築するにはいくつかの条件があるが、M女側が普段人に話しにくい内容(それは本来、性に関して最もオープンになれるはずの恋人も含めて)を自然に話せたり、反対に主人となる人物から思ってもみなかった自分に気づかされるような傾向がある。

畏敬・尊敬。そういった感情がなければ自分の情けない姿や屈辱的な姿を見られることを許容できないだろう。調教に溺れる女性は自分が認めた男性以外にはSにも見られるほど自律している場合が多いので、よりその傾向は強い。

 

今回の主題に戻るが、M女はどのように奴隷に変化していくか。

それは初めての調教を行うまでのラポール形成、調教の中で理想と現実の乖離を埋める作業、価値観・嗜好の変化。

価値観・嗜好の変化については過去の記事をご覧頂ければ幸いだ。

主従関係での嗜好の変化

それぞれの段階を経て、M女は奴隷になっていく。

良い主従関係は、お互いに建設的な話ができることだ。男性側だけが主張をし続けM女の興味や感性を殺してしまうのは間違っている。

やりたいことをやるだけならばそれは調教ではなく暴力になってしまうだろう。

M女は自分がぼんやりとさせ続けてきた自分に初めて輪郭を与える。十分に知っているつもりだった自分に理解が行き届いていない領域があることを知る。それが奴隷になっていくということだと思う。

 

↓調教に興味のある女性はこちらよりお問い合わせ下さい。

調教希望

-日記

あなたは18歳以上ですか? このサイトは性的表現を含みます。

© 2024 東京 M女のための調教ブログ Powered by AFFINGER5