日記

メンタル・スケッチ

投稿日:2019年6月1日 更新日:

心から慕うことができる主人と関係を結んだ時、日常は変わる。

厳密に言えば、初回の肉体的な調教を受けた日から変化が訪れる。それは良くも悪くもだ。

 

普段の生活の中かネット上か、たまたま縁があって主従を想像できる相手に出逢えたとしよう。

実際に会うまでのメール(LINE)、電話等もとても魅力的で期待は高まって行くが、その時点ではまだこれまでの妄想に補助が付いたに過ぎない。

返事をしてくる相手が存在したり電話の声は確認できるので、奴隷としての起点に立っていることは間違いない。

しかし奴隷となる女性は、五感で主人に服従をする。声や匂いに痺れ、触れられた部分が性感帯になり、主人の汗や精液は舌を犯す。

それらを与えられることで奴隷は歓喜する。依存し、目と鼻と耳と舌と肌で主人を求める。加えて脳やメンタルも参加するだろう。

僕は肉体的な調教はあくまで手段でしかないと思っている。主人が奴隷に愛情を与えるための、奴隷が主人に忠誠を示すための結果が拘束や責めだ。

主人を求める女性の多くが、長きに渡って調教への憧れや想いを抱いている。

その喜びが自分の身に実際に起きた時、M女は心から満たされる。

断言するが、マゾ(被虐嗜好)かサブミッシブ(服従嗜好)を持っている女性は、普通の恋愛・普通のセックスをするよりもアブノーマルに溺れた方が確実に幸福に感じる。

初めて調教を受けた日から、奴隷の価値観は変わる。今まで見過ごしていた綺麗な場所にご主人様と訪れたいと思ったり、彼氏にはしなかったような尽くし方をしたいと願う。

主人から与えられる多くの理不尽に溺れ、普遍的であることの無意味さを理解する。

 

冒頭に、良くも悪くも変化が訪れると書いた。それは初めての調教を経験した時に、主人側の力量不足やM女の嗜好を把握出来ていなかったことで、「調教は想像していた程楽しくない」と結論付けてしまった時だ。

初めて調教を実体験することで関係を継続するべきか、パートナーを変えるべきか、ノーマルに戻るかを選択することになる。

それほどまでに最初の経験は大切だ。僕自身も、自分の力量不足で女性に不幸な経験をさせてしまった事もある。

 

今思うのは、主従関係を男性の性欲の吐き出し口にしてはいけないという事だ。

僕も含め、男性は最初は性欲を起点にして主従関係を求める。それは事実だ。

だが女性の主従関係において、性行為は二次的な喜びであると思う。主従関係や調教に憧れる女性は、自分にとって絶対的な存在が現れることを望んでいる。

自分が心から服従したいと思う主人に出会い、その男性から与えられる調教行為に快楽を見出すのだ。

そこを履き違えている男性が多いから女性が不幸になるのだろう。

僕は新しい女性と出会った時、やり取りを始めてから初めての調教、2回目、3回目と何十パターンも方向性を考える。

自分のもとに奴隷志願をしてくれた女性のことを知りたいし、どんな奴隷に調教していくかを考える時間はとても幸せだ。

そもそも関係を結ばない方がその女性のためであると判断をしたら、関係が始まる前にお断りを入れることもある。

 

M女が幸せになるかどうかは、主人が思考した時間に比例すると僕は思う。

 

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-日記

執筆者:


  1. 牡丹 より:

    “女性の主従関係において、性行為は二次的な喜びである”
    って、本当にそうだなって思います。
    何をするかよりも誰とするかで、精神的な充足感は大きく違ってきますよね。

    (そういえばメンタル・スケッチって、宮沢賢治ですね!)

    • mukuro より:

      牡丹 様

      コメントありがとうございます。
      何が最も大切な事かを見失ってしまうと、それはひどく淡白な関係になってしまいますよね。何事にも、順序が大切だと思います。

      御明察です。
      今回のタイトルは宮沢賢治の「メンタル・スケッチ・モディファイド」からお借りしました。

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