多頭飼いについて書く。
調教や主従関係は人の気持ちが関わることなので、メリットやデメリットといったドライな表現は避けたい。
1対1の関係も多頭の関係も経験してきて、考え方は変化してきた。思考の幅が拡がったという感覚が適切かもしれない。
僕が初めて調教を行なったのは、今から15年程前になる。当時自分で立ち上げたサイトで調教志願の女性を募り、実際に会って(今よりはとても未完成な)調教を行っていた。
とはいえ当時の僕はまだ学生でお金も経験も少なく、豊富な道具を使った肉体的な調教よりも相手の精神を支配することに注力していた。
難しい心理学の本を何冊も読み漁り、知識と現実の乖離を埋める作業を繰り返しながら、僕は年齢が自分よりも上の女性を支配することに集中した。
当時の感覚としては、関係は1対1である事がマストだと考えていた。何人もの女性と同時に関係を持つことは不誠実であると思っていたし、数多来る調教志願に対しても一人の調教が終わったらまた次の女性、のサイクルを繰り返していた。
故に調教志願のメッセージを頂いてから回答を出すまでに何ヶ月も掛かってしまい、音信不通になる女性も少なくはなかった。
社会人になり、今までのペースでサイトを管理できない日々が続いた。
たまにSM系のサイトやTwitterを覗いていたが、そこで危険なS男性と関係をもってしまい傷つくM女を沢山見てきた。
「次にサイトを作ることがあれば、M女を守るようなサイトにしよう」
正義感でも何でもなく、僕は創りたいモノを作りたかった。
多頭飼いを表明した上で僕からの調教を希望する女性がいれば、安心の中で調教を行おうと思っていた。
ただそこにはいくつもの懸念があった。
その中の一つが、僕を慕ってくれればくれるほど奴隷が傷つくのではないかということ。
実際に、自分以外の女性が調教を受けることについてストレスを訴えるM女もいた。
ただそれは一時的なもので、僕と会っている時間を楽しむことに集中してくれる女性が殆どだ。
僕は基本的に、主従関係と恋愛は両立しないと思っている。性質が異なる二つを同じ線上に配置することはできない(それは僕の主観だが)。
僕に主従を求める女性は、「僕から」調教を受けるという事の優先順位が高い。
僕に対して1対1になることが目的になることが目標ではなく、僕から調教を受けることが肝要になっている。
だから僕は奴隷が恋人を作ることを止めもしないし、それぞれで満たされれば良いと思っている。
恋人には恋愛的な愛情を感じ、僕からは服従する悦びを享受すればいい。より満たされようとする事は何も間違っていない。
勘違いをしてはいけないのは、多頭飼いが上位の関係性ではないという事だ。タイミングと相性次第では、僕が1対1の関係を築くことだって十分に有り得る。
凝り固まる必要はなく、自分に適した関係性を選択すればいい。沢山の女性を飼える男性が必ずしも有能という訳ではない。
結論として、単頭と多頭は並列の概念だと思う。自分が最も楽しめる関係性は何か、先ずはそれを考えてみよう。
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