日記

溶け合う「秘密」

liebeseele(リーベゼーレ)

御主人様が出来た時に世界が変わるという話を、僕は何度かこのブログに書いた。今でもそれは決して大袈裟ではないと思っている。

特に今まで自律していた女性は初めて自らの恥態を見せられるパートナーに出会えた解放感があるだろうし、屈辱的な命令の数々はM性癖への良い刺激にもなる。

M女性は自身の性癖に沿った快感を得ることで確実に人生が豊かになる。Mの自覚があるということは、それを経験する好機でもある。

 

世界が変わるというのは、今までとはモノの見え方が違ってくるということだ。

 

何気なく訪れるバーも、メールでのやり取りも、街角も、朝も夜も。有機物も無機物も。苦しくてつけた傷跡も。御主人様の匂いを感じる場面は沢山ある。

 

「自分は御主人様に生かされている」と思うことさえあるだろう。

 

自分のすべてを知ってもらいたいと思える相手と出会うことはこの上なく幸福なことだ。今まで警戒心と賢さで律してきた自分が、どうしようもなく暴かれてしまう相手というのがいる。自ら秘密を差し出したくなるかもしれない。

自分が理想とする御主人様と出会うと、人生の価値観は大きく変わる。

普段は同僚男性のツバが飛んできただけで不快になっていた女性が、喜々として自らの口で御主人様の小便を受けることもある。何を与えられるかではなく、誰に与えられるかが最も重要なのだ。

確立した主従関係を築いた事がない人間にはわからない奴隷の心理状態がある。

良好な関係を築いている主従において奴隷は、御主人様に認識されないのなら自分は存在していないのと同じとさえ思っているだろう。

今までの経験からそんな事を感じた。それほどまでに、奴隷にとって御主人様に認められるという事は大切だ。同じく、主人は奴隷を認めることが何よりも大切だ。

それがなければ、奴隷はただの性癖や性欲の吐き出し口になってしまう。奴隷は主人の尊厳の維持やオナニーの為に存在するのではない。尊厳やオナニーのために奴隷を探しているから、的外れなS男性が増える。

 

僕もブログに書けないような調教を沢山行う。酷く、屈辱的で、とても下品だ。

それは自分の奴隷を信用しているからこそ開示をしている。下品なままで終わるかどうかは、僕とその女性次第だろう。

 

お互いの秘密が触れ合い、溶け合うことが主従関係なのかもしれない。

 

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