日記

サブミッシブ女性は主従関係で何を得られるか

liebeseele(リーベゼーレ)

SM調教や主従関係に興味を持つ女性は、自身の願望がその何によって補完されるのかを知りたいのだろう。

自分が渇望している欲求の正体が分からず、調教や主従関係によって満たされるのかもしれないと期待している女性は多い。

普段は性癖として女性が責められている姿や服従する姿が好みで、画像や動画を観ることで一時的に満足を得ているかもしれない。

そしてその僅かな満足から、自身が同じ事を経験する事で性的に満たされるのではないかと考えているケースはとても多い。

「主従関係」という得体の知れない間柄について、一つの例を書きたい。これは僕の経験からなる持論なので万人には当て嵌まらない事を前提として読んでほしい。

 

Mと呼ばれる女性は大きく2種類に分かれ、マゾ(被虐嗜好)とサブミッシブ(服従嗜好)に分類される。

それぞれの心理はとても複雑で、以下のような心理状態と言われている。

マゾ

  • 単純に痛みが好き(脳の中で痛みが快楽に変換される)
  • 普段どこかで罪悪感を覚えている自分への罰としての痛み
  • 叱られたいという願望の現れとして痛みを求める

サブミッシブ

  • 変身願望
  • 普段とは対極の自分への興奮(惨めな自分を俯瞰している)
  • 絶対的な主という存在への性的興奮

 

サブミッシブの3をもう少しだけ細かく説明すると「絶対的=何をしても敵わない。自分より上位の存在なので自分のどんな恥ずべき姿も見せられる。心身を掌握されている」という状況に性的快感を覚える女性が多いようだ。

③が成立していないと、「この男性の事は好きだけどご主人様ではなくなってしまった」という現象が起き、主従関係を解消するカップルが多いのが実情である。

 

当ブログでは主にサブミッシブ女性を対象とした記事や調教体験を発信しているので、サブミッシブの女性が主従関係によって得られる満足について書きたい。

サブの女性が主従関係の中で得られる事は2つある。

一つ目は「理不尽や不条理を楽しむ事」である。

本来対等なはずの人間同士に上と下、主と従の関係が生まれ、立場や力関係が明確になる。正論や一般論は意味を持たず、主の決めたルールを従者となる女性は忠実に守る。

そこには達成が難しい命令や、継続しなければ成し得ないものもある。

恋人であれば「理不尽だ」と切り捨てるような命令を、より高い精度で実行するように従者は尽力する。

背伸びをして命令を実行した姿を見て、主は微笑みながら頭を撫でる。ただその愛情の為に、従者は恥態を晒す。

主従関係の多くは、興味のない第三者からすれば異常で馬鹿げている。

しかし従者はその異常で馬鹿げている世界に心酔する。二人にのみ正しければ良い世界だ。

二つ目は「当たり前の権利が許可制になる快楽」である。

主従関係の中では、様々な管理プレイが存在する。

呼吸管理、排泄管理、貞操帯を着けての快楽の管理などもあるだろう。緊縛等も含めると、信頼しているパートナーに生殺与奪の権利があると言ってもいい。

呼吸を止められたり、泣きながら排泄を懇願したり、自由な自慰も許されない。

この不便さ、窮屈さの中にサブミッシブの女性は快楽を得る。他人が当たり前にやっている事が、自分は許可を得なければ満足に行うことができない。

自分のすべてを握られている絶望感。

排泄を懇願する姿など、普段学生や社会人として世の中の一端を担っている姿とは真逆の姿だ。自分の惨めな姿を俯瞰してゾクゾクする女性は、サブミッシブにとても向いている。

整理すると、主従関係の中に楽しみを見出せる女性は自分の恥態に性的興奮を覚える女性とも言えるだろう。僕の経験では、仲の良い身近な女性が調教されている姿を想像して興奮する場合も、同じくサブミッシブであるケースが多い。

 

SMや調教モノの画像や動画が好きだからといって、自分が主従関係に満足を得られる訳ではない。しかし主従関係に強い興味のある女性は、変わってしまった自分を想像してみると良い。

その姿に性的な興奮を覚えるならば、貴女は奴隷に向いているかもしれない。

 

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