SMパートナーや主従関係の世界には既婚で関係を結んでいる男女も少なくない。
僕自身は独身だが、既婚女性から調教希望の問い合わせを頂き関係を持つこともある。
夫・妻という立場の既婚者が不倫という関係を通して主従関係を持つことの倫理観についてはここでは是非を問わない。
2022年現在の日本のルールで言えば不倫は明確にNGであり、そんな杓子定規な論説はわざわざ書かないし否定もしない。
既婚者でありながら、既婚者であるからこそアブノーマルな世界への興味が堪えられなくなる女性もいる。そんな立場の女性が「ご主人様」を求め関係を望んだ場合、どんな点に注意すべきか書いていきたい。
自分が独身なのでもちろん経験していない出来事も感情もあることを考慮し書き進める。
同じ物事に対しての男女の考え方というのは画一的ではないと常々思う。
もちろん個人差はあるものの、結婚をして子どもを作って…という行為に対する重みが男女では明確に異なる。
結婚そのものに興味がない女性も存在するが、今回はテーマの特性上結婚を望み、実際に結婚をした女性を対象に考える。
目次
結婚前に主従関係を求める女性
調教希望の問い合わせを送ってくる女性は、きっと悩んだ末にメッセージを送信してきたのだと思う。
それはつまり女性にとって「決心をしたタイミング」があるということだ。
そのタイミングで多いもののひとつに恋人と結婚をする時期が見えたからというものがある。
一般的な感覚として、結婚をする前から不倫の予定を立てる女性は少ない。結婚をするということは身を固めるという意識の女性が多いだろう。
つまり結婚を決めるということは日常生活や性行為を相手の男性のみに絞るという決意を固めるという事でもある。
上記の理屈で言えば一年後に恋人と入籍をする予定が立った時、主従関係を経験できる機会は残り一年と考える女性がいる。
そういったタイミングで、今まで選択しなかったような調教希望という選択肢を取る女性が存在するのだ。
そういった状況で関係を結んだ女性の中には主従関係の世界に没入し、もっと早く関係を結べば良かったと後悔をする女性もいる。
結婚を控えるM女の中でもし気になっているS男性がいるのなら、関係を持つ前にまずは早めにコミュニケーションを取ってみるのも良いかもしれない。
あなたが常識的で真面目であればあるほど、結婚をするということは自分が奴隷になるという体験からは遠ざかっていく可能性が高い。
ここで言いたいのは、(結婚を前提としたものは別として)主従関係を結婚前に経験しておきたいという倫理観を持っている女性は多いということだ。
結婚をしたからこそ欲求はたまる
結婚をしたからこそ新たな不満や日々のストレスを感じる場合もある。
男性は生物的な性質上、簡単に言ってしまえば男ってものは同じ異性に対する性的な関心が年々低下する傾向が顕著だ。端的に言えば同じ女性とセックスをしたいという欲求がなくなっていく。
女性は対照的に、特に恋愛関係の時には関係が長くなればなるほど愛情が深まっていく女性も多い。
性行為について女性側から誘っても応じなかったり、男性側が写真の焼き直しのような手順の決まったセックスを繰り返す。欲求不満の日々が続く中で、自分の中に隠していたMの部分がより強く飢餓感を持つことがある。
「不倫はいけない」という檻の中にいて、かつ目の前の男性(夫)ではそれを解消できないという環境に独身時代よりも強く抑圧される女性はとても多い。
既婚で主従関係を求める女性の願望は強い
抑圧された生活が続き、ある日婚外でご主人様を探すという行動に出る女性がいる。
自分の中の倫理観を破った瞬間でもあり、リスクへの不安を乗り越えた瞬間でもある。
この時の女性の意思というのはとても強い。そして危険なことに盲目になる。
既婚の身でご主人様を探す女性の心持ちには様々なものがある。
既婚女性の心情
- 旦那はもう自分に興味がない
- 自分が不倫をしても旦那は気にしない
- 性行為において努力しない旦那が悪い
- 冗談ぽく「外で欲を解消していいよ」と言われる
- 旦那は愛しているがご主人様にはできない
- 女性として一度主従関係に溺れてみたい
このいずれにも様々な家庭環境や背景があるので、言葉一つを取り上げて良い悪いの判断はできない。
しかしリスクを理解したうえで行動を起こす女性は「主従関係を持ってみたい」という気持ちが人一倍強いように思う。
実際に関係を持ったあとも従順で、関係を大切にしてくれる女性が多い。
しかし既婚でありながら調教パートナーを探すという判断をした時、自分が平常時よりも高ぶっていて正常な判断ができていない可能性があるということに注意してほしい。
人に言えないことをしている時、人には言えないような関係を持っている時間というのは甘美でありながらとても危険な状態にある。
既婚者女性に適したパートナーは?
既婚者女性が主従関係を持つ場、それは男性側のリスク管理能力が特に問われる。
前提として主従関係は主が方向性を決め関係を構築していくケースが多い。
「関係は2人で作るもの」「お互いに意見を言い合うもの」という側面はあるし長く関係を続けるうえでとても大切だが、実際には従者側は主の意向を断れない状況も少なくない。
そういった面を考慮すると、リードする主側が非常識だとあらゆる面でリスクが生じる。
非常識の例としては相手の家庭環境に配慮をしない・主である自分の意向を常に優先しろと言ったタイプの男性が考えられる。
成人漫画やAVの影響が強く、家庭を壊すギリギリのような要求を女性が悦ぶと勘違いしている男性は一定数存在している。
そういった男性は以下のような要求をしてくる。
注意ポイント
- 家庭の都合を無視して呼び出す
- 剃毛など明らかな変化を強要する
- あえて旦那がいる時に命令を強要する
- 金銭的な配慮をしない
- 身体に跡が残るようなプレイを強要する
既婚で主従関係に溺れる女性は家庭が冷え切っている場合もあるので、盲目的にこのような要求を受け入れてしまうかもしれない。
しかし興味がないように見えて夫が妻の細かな変化に気が付いているケースも少なくない。
女性が安心して関係に溺れるためには、主側が女性から得ている情報を安易に判断せず細心の注意を払える思慮深い男性であることが求められる。
既婚者が関わる主従関係はより強い刺激を求めてしまう傾向がある。関係が長くなり安定すると会う頻度や場所に対する注意力が低下していく。
結果的にスマホを見られる・街中で知人に見られる・SNSに投稿していた画像から関係がバレて裁判沙汰になるなど実際にはリスクとリターンが見合っていない可能性も少なくない。
関係がしばらく続いてバレずに上手くいっていると思うなら、それは非常に危険な状態であると認識するべきだ。
不倫SMは溺れる要素しかないので注意
僕自身、既婚の有無問わず女性への配慮が足りずに女性を傷つけてしまった事がある。
こういった点に配慮をしていれば関係は良好になるだろうといった経験則は働くが、それが適応にならず意図しないところで相手を悩ませ、不安を抱かせてしまうこともあった。
未婚者同士であれば本人が傷つくだけだが、既婚者は周囲の人間もまとめて不幸にしてしまう可能性がある。
不倫×SMというのは2つの非日常感も相まって依存度が極めて高い。
日常では冷静なはずの男女が不注意になってしまい、ふとしたタイミングで配偶者が秘密裏に行っていた不倫調査ですべての証拠を押さえられていた…という事もある。探偵・興信所は決してドラマの中だけのお話ではない。
不倫は良くないからやめておこう、といった一般論をすすめるつもりもない。
主従関係でしか、ご主人様と奴隷でしか満たされない人々がいるのは事実だ。
しかし既婚の状況で主従関係を求める場合、独身者よりはるかに配慮が必要であり、慢心しない心構えが重要となる。
パートナー選定には細心の注意を払ってほしい。
ご主人様を探す時の注意についてはこちらの記事もご覧下さい
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