まさみの調教について書く。
調教を重ね、彼女自身も日常の自分と奴隷としての自分それぞれを純粋に楽しめるようになってきたと思う。
「調教をされたい」
「絶対的なご主人様という存在が欲しい」
欲求が高まった時にそれらについて悩まなくていい。
それは主従関係に対する羨望を持っていた女性にとって、これまで抱えていた一つの大きな悩みからの解放を意味する。
或る日、まさみを都内のホテルに呼び出した。
顔を合わせると、これから起こる出来事に期待した彼女の瞳は黒く潤んでいた。
椅子に腰かける僕の前に立たせ、服を脱ぐように命じる。
日常的な動作を誰かの命令で行う。
些細な命令を受けただけで、まさみは隠しきれないほどに興奮していく。
ご主人様によく見えるように身体の向きを変えさせる。
ショーツを脱ぎなさい。
身体を触って見せなさい。
少しずつ、命令の内容に刺激を加えていく。
完成しきったカラダを自由に辱めていく。
彼女に様々なポーズをさせた後、躾を行うための格好に着替えさせる。
裸よりもずっと恥ずかしく、彼女のカラダが綺麗に見える衣装だ。
先ほどよりもさらに羞恥的なポーズを強制していく。
美しく、頭も良く、仕事においても性別問わず実績を残す。
そんな彼女が命令を聞くだけの単純な姿になることを望み、自由を奪われ、誰にも見せたくない姿を強制されて悦んでいる。
愛情のうえに成り立つ矛盾。
命令された下品なポーズを守ったご褒美に、軽く股間を蹴り上げてやる。
肉と肉がぶつかる音に、不思議と液体の音が混ざっていく。
まさみは信じられないほどに興奮していた。
全頭マスクを被せ彼女をさらに日常から切り離していく。
余計なモノが見えなくなり、微かな光の中でこちらを見つめている。
「美しさ」という個性を奪われた彼女はより動物的で単純な生物のように見えた。
命令された屈辱的なポーズを、許しが出るまで従順に守り続ける。
ペットとして室内を連れまわす。
大きな胸を揺らしながらゆっくりと四つん這いで歩きまわり、時折犬のように舌を出させる。
彼女は犬のように扱われるのが好きだ。
ベッドに移動し、まさみの身体を弄んでいく。
太ももから膝へ。
手のひらでじっくりと表面を嬲っていく。
女性が耐えられない触り方で延々と責め続けると、彼女は絶叫をしながら許しを乞う。
こちらの気が済むまでしつこく脚を責め続けた。
疲れ切った彼女の手足を拘束し、ベッドに転がす。
股間に玩具を仕込んでしばらく放置をすることにした。
部屋には股間の機械音と彼女の悲鳴だけが響いている。
解放を懇願して喚いていたが、僕は優しいので彼女とゲームを行うことにした。
本当に苦しそうな表情をしたら解放する。とてもシンプルな遊びだ。
ゲームを行うにあたり一つだけ飾りを追加して始めることにした。
彼女は笑顔でゲームを楽しんだ。
笑っているかぎり、延々と責めは終わらない。
責めにも、挿入を求める願望にも耐えきれなくなったタイミングで乱暴に彼女を犯す。
股間はひどく湿っており、それが愛液か排尿かわからない中で僕はまさみを抱いた。
お互いに果てた後、彼女は酷いことされたにも関わらず感謝を述べながら抱きついてくる。
頭を撫でるとまさみは安心したような笑顔を浮かべた。
先ほどの貼り付けたような笑顔ではなく、心からの愛情を示す笑顔だったと思う。
彼女のように、日常では人並み以上に男性から好意を持たれていてもそれが本質的な欲求解消には繋がらない女性がいる。
本当に必要なモノを与えられる必要がある。
SMやサブミッシブといった願望のある女性には、代替品では辿り着けない幸福感があることを是非知ってほしい。