この記事はこんな人にオススメです
- 最近サブミッシブという言葉知った
- ドミナントって言葉も聞いた
- ご主人様がほしい
- 首輪を着けられる事に憧れがある
- Mだけど痛いことが好きな訳じゃない
- 自分の理想にしっくりくる関係性がわからない
- Mだとは思うけどドMと呼ばれると共感できない
- 自称ドSな人が苦手
この記事をご覧頂くにあたり
この記事を書いているのは現在進行形で複数のサブミッシブ女性を奴隷として調教している当ブログ「M女のための調教ブログ」管理人mukuroです。
日々沢山の女性から「自分はサブミッシブなのでしょうか?」といった悩み相談のご連絡を頂きます。
この記事は学術的で難しい言葉を使った解説ではなく、初めてサブミッシブという言葉を検索する女性がなるべくわかりやすいようにまとめました。
少し長いですが最後までご一読頂ければ幸いです。
そのうえで「自分はサブミッシブなのだろうか?」という疑問が拭えない方、個別の事情や背景をもとに相談してみたい方は記事の最後に女性向けの悩み相談ページのリンクがありますので、興味のある方はご相談下さい(こちらは調教や主従関係を提案するものではございませんのでご安心下さい)。
目次
ドS?ドM? しっくりこない女性は多い
職場や学校にいる強気でいじわるな人をドS、いじられキャラだったり受け身な人をドMと表現する事は多いと思う。
しかし世の中には明らかに自分はMであることを自覚しながらもドMと呼ばれることに違和感を感じる女性がいる。
そしてそんな女性は一見好みの対象になりそうな「自称ドS男性」について苦手意識すらある。
そういった女性はMの中でも「サブミッシブ」というタイプである可能性が高い。
あなたはサブミッシブ(submissive)という言葉の意味を知っているだろうか?
これはM女性の性質・性癖を示す言葉の一種である。
サブミッシブは服従嗜好という性癖であり、誰かに支配され服従する事を望む。
SM(サディスト&マゾヒスト)と混同されるが、実際にはまったく異なる性癖である。
占いや心理学のゲームでSM診断のようなものを試したことのある人もいるかもしれないが、自分がサブミッシブに該当するか気になる方は下記にあるチェックリストも参考に確認してみてほしい。
サブミッシブとは?マゾとは何が違うの?
前提として、SM調教におけるサブミッシブという言葉は主に性的な主従関係の中で用いられる。
わかりやすく言えばSM調教を行うご主人様と奴隷の関係である。
Mと他人から言われたり、自覚のある女性もいるだろう。しかし一般的に言われるMとは曖昧な表現で実はMにも多くの種類がある。
その代表的なものがマゾ(被虐嗜好)とサブミッシブ(服従嗜好)だ。この2つは同じMの括りであっても性質がまったく異なる。
それぞれの特徴
- マゾ:主に肉体を痛めつけられることを望む
- サブミッシブ:主に精神的な服従を望む
それぞれは以下のような組み合わせでSのパートナーを求める。
求めるパートナー
- マゾ ⇒ サディスト(加虐嗜好:相手を痛めつける・苦しめることを好む)
- サブミッシブ ⇒ ドミナント(支配嗜好:主に精神的な支配を好む)
SM未経験の女性からすると意外かもしれないが、マゾの相手のサディストは必ずしもご主人様である必要はない。2人が上下関係である必要がないのだ。
プレイの時のみSとMに分かれ、責める側と責められる側となる。プレイの時以外は対等な関係だったり、複数のプレイパートナーがいる場合もある。
もちろん、特定のご主人様がいるマゾもいるので一定の決まりがある訳でもない。
もう少し詳しく解説をしてみよう。
マゾヒスト(被虐嗜好)
簡潔な言い方をすれば、痛みや苦痛に対して快楽を得る嗜好だ。 苦痛には窒息や寝取られ、放置プレイによる孤独などと言った一部直接的ではないものも含まれる。
痛みを快楽と感じる理由には諸説あるが、「罪」の意識が大きく関わっているという見方もある。
肉体的な快楽を得ることに対する罪悪感が、対価として苦痛を求める。 苦痛を得る事で「快楽を得てもいいんだ」と脳が判断をする。 その循環が総じて快楽と判断される。
肉体的な理由で言えば、縄で吊られる、鞭で叩かれるなどの疲労から脳内麻薬が分泌され、快楽に感じるという。
本人の素質にもよるが、女性によっては肉体的な刺激がなくとも快楽と興奮を覚える事もある。 その事から考えると、肉体的な刺激というよりは脳内麻薬を分泌する切っ掛けさえ与えればマゾの女性は欲求は満たすことが出来る。
ご主人様など自分が認めている相手であれば、些細な言葉でスイッチが入ってしまった経験のあるM女も少なくはないだろう。
逆に言えば、脳の快楽を伴わない緊縛や責めは悪い意味での苦痛でしかない。 興味のない相手には縄酔いも起きない。
マゾヒズム・サブミッシブそれぞれが精神と肉体を巻き込むものであるが、マゾヒズムは肉体優位であると思う。
サブミッシブ(従属嗜好)
僕が主としてパートナーにしている嗜好だ。
プレイ内容よりも、誰かに服従することに快楽を得る。 主への服従を実感できる行動に快楽を得るため、首輪を着けてただ足元に置かれるだけでも身体は反応する。
自分の立場が奴隷かペットかモノかは実はあまり重要ではなく、「所有」されることに快感を覚える。
主人が奴隷になることを求めれば奴隷になるし、物として扱うことを望めばそうなる。 主人が望む形式での従属がサブミッシブである(多くは奴隷という形式での服従が多い)。
関係が長くなれば女性側の主張が強くなる主従もいるが、基本的には男性側は支配欲を、奴隷側は被支配欲(支配されたい欲)を持っている。
サブミッシブの特徴として、プレイ中以外の管理にも喜びを感じるというものがある。
スタイル等含めた体調、食事、下着や自慰の報告。 会っていない時も含めた精神的管理や主従関係が特徴である。
この場合の精神状態については、ある意味では個性を捨てると言えるかもしれない。
もちろんご主人様を慕う気持ちなどは自我だ。 ただご主人様の好きな髪型、服装、下着にしたいなど本来の自分の好みとは関係なく、主人が望む姿を体現しようとする。
喜ばせたいという気持ちの他に、忠誠心や愛情の表明でもあるだろう。 だが同時に、相手に染まっていくことで自分の被支配欲を満たしているという事実もある。
もちろんご主人様の好みに染まる=優秀な奴隷という事ではない。身なりを変えてしまうことは女性の仕事や私生活にも関わるので、どういった関係性が良いかは画一的ではなく相性や環境から結論を出していくのが良いだろう。
嗜好は柔軟に考える
今まで書いたものはあくまで特徴だ。
例えば軽度のマゾもいれば、マゾとサブミッシブが共存している女性もいるだろう。
思慮の足りない男性が「マゾだから何をしてもいい」とか「サブミッシブだから首輪を着けたら喜ぶんだろう」と安易に考えていることもある。
Mの女性は複雑だ。 マゾの女性が精神的にはSのままマゾヒズムとしての快楽を得る場合もある。 サブミッシブの中でも何が被支配欲を満たすかという個人差もある。
僕は長くサブミッシブの女性と接してきたので、簡単な会話でその女性がどれくらいのレベルのサブミッシブか見当が付けられるようになった。 それは性的な会話ではなく、ごく普通の会話の中で判断をしている。
話し方の癖や言い回しにその人の従属嗜好は現れる。 僕は自分が主人になることで幸福になると思った女性としか関係を結ばない。
自分が関係を持つ奴隷に対しては隅々まで支配をしたいと思っている。 だから奴隷に恋人がいようが関係ない。 所有者は自分だから。
よく「支配されたい女性は連絡下さい」という男性を見かけるが、支配はこちらから無作為に案内するものではない。 女性側の被支配欲を理解しなければ、関係は一生始まらないだろう。
ドSやドMという言葉に違和感を感じる心理
サドやマゾ、サブミッシブの特徴や意味について解説をしてきたが、ドミナントやサブミッシブの性質を持つ人々はドS・ドMといった表現をされることを嫌う場合が多い。
ドミナントをドSと呼んだりサブミッシブをドMと呼んだり…なぜ混同されることに違和感を感じるのか?
結論として、責める/責められるに至る中に思考を挟んでいるか否かの違いである。
それぞれの特徴を例を挙げてみよう。
ドS
- 特に理由もなく誰でもいじめたくなる
- いじめることに理由はない
- 相手が嫌がるのが面白い
- ストレス解消
- いじめた先に求めるものもない
- 自分がしたいからする
ドミナント
- 特定の相手を責めたくなる
- いきなり責めたりせず、段階を踏んで責めて良い関係を構築する
- 責めれば良いという訳ではなく精神的な支配をしたい
ドM
- 流されやすい
- 自分で決めるのが苦手
- 冷たくされるのが好き
- Sっ気のある人に惹かれやすい
サブミッシブ
- 特定の相手に責められたい
- 特定の相手以外にいじられたらストレスがある
- 精神的に支配されたい
いじる・責めるそういった行為に対して意味や関係を求めるのがドミナント&サブミッシブ。
特に理由もなく する・されると嬉しくなるのがドS&ドMである。
サブミッシブって具体的にどんな性癖?
サブミッシブは服従嗜好を意味し、プレイそのものよりも特定の誰かに服従すること・隷属すること自体に性的快感を得る性癖である。
この性癖を定義付けたのは海外であり、日本では比較的近年の言い回しかもしれない。
ちなみにドミナント/サブミッシブは正しくはDominant/submissiveと綴り、名称としてはドミサブ・D/s性癖などの表記をされる。
自分がわかる サブミッシブ診断 チェックリスト
この相談はとても多い。
サブミッシブ女性の多くは自分の性癖が「服従すること」といった自覚がないので、日常の語彙や知的さとは関係なく自分の願望を言語化する事が難しい。
願望や性癖が明確ではないので、意中の男性に要望を伝えたりご主人様を探すことは難しい。
以下のチェックリストに当てはまる女性はサブミッシブの素質がある。
☐首輪を着けられてみたい
☐首輪を着けた女性を見ると興奮する
☐ペットのように扱われてみたい
☐Mだけど特定のしたいプレイがある訳じゃない
☐アブノーマルな願望を上手く伝えられない
☐ご主人様と呼べる存在がほしい
☐自分にとって絶対的な存在がほしい
☐決定権を相手に委ねたい
☐自分の意思や希望を無視して扱われてみたい
☐好きな人のしたいことが自分のしたいこと
☐好きな人が自分を使って満足している姿に興奮する
サブミッシブの願望は他人に伝えにくい
「してみたいプレイがあるのならば彼氏や夫に伝えれば良いのでは?」と思う人もいるかもしれない。
しかし先述した通りサブミッシブ女性が経験したいことは「犬のように扱われてみたい」「首輪を着けられてみたい」など伝えるハードルの高い願望ばかりである。
女性の心理としては、それを伝えることで大好きなパートナーが引いてしまうのではないか…と心配になる気持ちもあるだろう。
それゆえに、恋人とは別にご主人様を探す女性は少なくないのが実情だ。
恋人とはこれまで通りの関係を維持したいからこそ、自分の秘めた願望は別の相手で消化することを求める。
また、ご主人様を別に求める理由は他にもある。
主従関係とははっきりとした上下関係である。恋人であれば、これまでもこれからも少なからず対等である部分が多いだろう。
そういう意味では、サブミッシブ女性が本来求めていた完全な上下関係・理不尽とも言える命令への服従といった願望は満たされない可能性がある。
サブミッシブの女性は、自分の身がご主人様の支配下であることを感じたいのだ。
サブミッシブはいつ自覚するかが重要
最近では映画の「フィフティシェイズオブグレイ」や漫画の「ナナとカオル」シリーズを観て興味を持った女性も多いのではないだろうか。
また、ネットでWEB小説を読んだり官能小説がきっかけでSMや主従関係に興味を持つ女性もいる。
当ブログには10代~50代まで様々な女性から問い合わせを頂く。これまで多くの女性にサブミッシブに気づいたきっかけを聞いてきた。そんな中わかった傾向がある。
サブミッシブの素質を持った女性は願望はずっと自分の中にあり、いつ・どこで気づくかだけの違いだということだ。
例えば30代の女性に自分がM・サブミッシブであることを自覚したタイミングを聞くと、子どもの頃にテレビで観ていたセーラームーンのピンチシーンがきっかけだったりする。
それは「たまたま」観ていた番組で「偶然」自分の中の願望に気づいた瞬間だろう。
大人になって性的なコンテンツを見ることができる環境になり、自分の願望と性癖に対して答え合わせをしているような状態である。
一方、19歳~20代の女性はもっと早い年齢からスマホやインターネットにふれており、SM画像やネット小説に辿り着いている。
自分の性癖や願望を理解する時期が早く、学生の頃からご主人様を求める女性もいる。
女性の中には、自分の願望に気づいた頃には年齢的な理由や家庭的な環境で主従関係の世界を望みつつも踏み込めない女性もいる。そういった女性の後悔についてお話を聞く機会も多い。
サブミッシブの女性の願望はずっと自分についてまわる。それは「几帳面」「穏やか」といった自分の性格と同じで、切り離せるものではないと思う。
もし自分の中で誰かに服従してみたいという願望があるのなら、可能な時期に少しだけ踏み込んでみるのもいいかもしれない。
M女は勘違いをしやすいので注意
M女(マゾ・サブを総称して便宜的にこう呼ぶ)ほど自分への理解が難しい属性はない。 また他者からの理解も難しい。
ゆえに「理解をしてくれた」「本当の自分を解放してくれた」ように感じた男性に隷属する。
これが勘違いである場合もある。 明らかな暴力性や常識の欠如はないが、決して褒められた人物ではない男性に対し、初めて自分にSMや調教を行なってくれたがゆえに心酔してしまうケースである。
鳥類に見られるインプリンティング(刷り込み)という習慣に似ていると思う。 実際にはプレイそのものに快楽を得ているのに、その男性ごと良く見えてしまう。
※インプリンティングは人間にも起こると言われている。
これからご主人様を探す女性は、自分が上述のようは誤認識の可能性があるということを前提にパートナーを選別して欲しい。
ドミナントの性癖・特徴も理解する
ドミナントは精神的に相手を支配することを望むが、支配の方法、また思い描く主従関係像は男性により大きく異なる。
関係を結ぶ際には、お互いにどんな主従関係を理想としているか?を擦り合わせることが大切であり、一時的な興奮や性欲に負けてとりあえずの関係を結んでしまうと後々苦い経験となってしまう。
「精神的な…」と言いながらひたすらプレイを追求してくる人もいれば、事前に聞いていたような経験値がなく、実際には都合の良いセックス相手になってしまう事もある。
それらが悪いという事ではないが、女性が思い描いていた主従関係とはかけ離れてしまう場合もあるだろう。女性は極めて冷静に相手を選ばなければならない。
最も注意すべき点はドミナントを自称する男性の中でも性癖は多様で、ドミナントであれば必ずしも支配を与えてくれる訳ではないということだ。
ご主人様はどうやって探すべきか?
自分の性癖を自覚したり興味を持ったとしても、実際にご主人様を探すというのはとても勇気のいる事だ。
映画フィフティ・シェイズ・オブ・グレイのグレイとアナのように日常生活の中でパートナーに出会えることはほとんどない。
世間のサブミッシブが女性がどこでご主人様を探しているかというと、当ブログのような調教ブログから調教体験を希望したりSM掲示板サイト・SNS等で同じようにパートナーを探す男性とのマッチングを求めるしかない。
実質ネットで出会うしかない中で、危険な目にあう女性もいる。
ご主人様の安全な探し方については以下の記事でも説明しているので、興味があれば一度読んでみて欲しい。
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