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短編調教小説「新世界」
2019/8/22
待ち合わせ場所に、裕也はいつも正確な時間に現れる。正確だからこそ、五分前から待っていれば樹里が裕也を待たせることはなかった。 「行こうか」 現れた裕也は、挨拶もなしにそう言って歩き出す。 樹里は小さく ...
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短編調教小説「完璧なご主人様」
2019/8/22
部屋に入ると乱暴にドアを閉め、荒々しく内鍵を閉める。重いドアの風圧で埃が飛んだ。最近は掃除をしてなかった。いや、させていなかった。 埃の舞う短い廊下を抜け、リビングに入る。電気を点けるとうんざりするぐ ...
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短編調教小説「いつもの風景」
2019/5/7
床に額を着ける時、いわゆる土下座の姿勢は多くの場合謝罪の中の一過程として用いられる。しかし恭子が謝罪の為にこの姿勢を取ったことは殆どなく、その多くが優一との「事」が始まる時の儀式的なもの ...