久しぶりに調教の記事を書きたいと思う。
最近は仕事で宇都宮にいることが多く、ビジネスホテルで夜を過ごすことが多い。会社員としての仕事は夕方には終わるので、夜はホテルで原稿を書くか純粋に休んでいる時間が多くなっている。
今現在は特に時間に追われるような原稿はない。ただ自分で書きたいものを書き、然るべき時期に担当編集者に内容を確認してもらおうと思っている。それがそのまま(推敲がまったく入らないという意味ではなく)刊行されれば有難い。
今現在何人か、諸々の都合で実現に至っていない調教の問い合わせがある。
今回は以前からやり取りをしていて、先日実際に調教を経験した美春の話を書きたい。
美春は29歳で栃木県内の某カーディーラーで受付の仕事を行っている。現在彼氏はいないが、昨年12月まで付き合っていた年下の元カレが同じ職場にいるそうだ。彼氏との関係が破綻する少し前にTwitterからこのブログを見つけ、興味を持って問い合わせを行ってきたらしい。
オリオン通り(宇都宮の繁華街)で待ち合わせをし、オリオン通りから1本路地裏に入ったビストロで食事を済ませ、ホテルへ向かった。
美春は受付をしているということもあり、脚やウエストのラインが美しい女性であった。身長は160㎝程だと思う。
職業柄か、人当たりと対応が丁寧な印象を持った。それと同時に、美春がどうしようもなく乱れている姿を見てみたいという欲求も出てくる。
ホテルに着くと、美春がとても緊張しているのが伝わってきた。食事の時よりも口数が減り、ホテルの内装について話しをしていた。緊張を紛らわす為の話題を探しているのがわかった。
事前のやりとりから、美春が調教について並ならぬ興味と欲求不満を抱えている事を感じていた。緊張しながらも、早くめちゃくちゃにされたいという気持ちが伝わって来る。
「早く色々されたい?」
話しかけると、美春は曖昧な笑みを浮かべて誤魔化そうとする。
「美春、俺の前に立って」
眼が潤んでいる美春を、自分の正面に立たせる。
「調教されたいのなら、自分で服を脱ぎなさい」
僕の指示に、美春は数秒固まっていた。しかし意を決したように服を脱ぎ始める。下着姿でしばらく躊躇していたが、すべてを脱がなければ僕が満足しないことを悟ったように下着を脱ぎ、一糸纏わぬ姿になる。美春は察しの良い女性だ。
僕は女性によって調教の内容を組み立てる。過大な欲求をもっている美春には、少しずつ少しずつ餌を与えていくことが最も効果的であり、調教に溺れる。
美春を自分の前に跪かせ、首輪を着ける。首輪についているリングに指を掛け、美春の顏を引き寄せた。
吐息のかかる距離で、首輪のせいか美春は少し苦しそうに呼吸をする。
「たぶん美春は戻れなくなるよ。それでも良いの?」
僕の問いかけに、美春はその日一番艶やかな表情を受かべて言った。
「……はい」
最初の命令は、僕が良いというまで激しくキスをする事だった。
美春は発情期の雌犬のように、僕の顔を舐めまわすようにキスを続けた。