ドミナントのS男性について考える。
個人的には根源としては純粋な性欲であり、掛け算式に性癖が合わさった結果の一つが主従関係と捉えている。性癖を性の好みとするならば種類は多岐に渡り、その中の一束がSM行為に当たるのだろう。
「主従関係」という言葉を思い浮かべた時に、イメージする像はそれぞれ異なる。
自分が王のような権威を得たい男性もいれば、平民のままの自分でもコントロールができる女性を従えたい男性もいるだろう。
女性との立場を圧倒的に差別したい男性もいれば、とにかく女性が素直で従順でさえあればいいという男性もいるという事だ。
どちらが良いという訳ではないが、主従関係における権利は「二人の中」という狭い世界でのみ有効な権利である事を忘れてはいけない。
奴隷を有する男性は往々にして、どの女性の扱い方も得意であるかのように勘違いをしてしまう。結果的に、多くの女性に不快な思いを抱かせる。
賢いM女はツボにはまった主人に出会った時、情けないくらいに調教に溺れる。しかし反対に浅はかなS男性を見抜く感度も高い。
中途半端な頭の良さは、返って女性の反感を買うだろう。
詰まる所、どんなに立派に見えるドミナントの男性でも根源は性欲であるという事だ。
詩的な思想や艶のあるプレイは表現方法に過ぎない。従者への愛情表現と言ってもいい。
「ご主人様」の正しさは従者にとって正しければ良いのであって、それを発信した時に否定する外野を考慮する必要はない。
主人は奴隷に対して、「自分が正しいと思っていること」「自分が嗜好としていること」を受け入れて貰えるよう願っているように思う。
サブミッシブの従者側は「何をされるか」ではなく「誰にされるか」を重視している。
意中の女性に自分の正しさを受け入れて欲しいS男性と、意中の男性がしたい事を受け入れたいM女性。
それらはとてもよく噛み合い、良好な主従関係が生まれる。
対照的に、AVやオナニーの代わりのように女性を扱うS男性と、男性をアダルトグッズの代わりのように自分がしたい事だけを求めるM女性は求めるべき関係が主従関係ではないと思う。
サブミッシブ女性の「ご主人様のおもちゃになりたい」という言葉を、都合良く捉えるか愛情を持って捉えるか。
おもちゃを大切に扱う男性もいれば、飽きてすぐに捨てる男性もいる。
纏まらない文章になってしまったが、男性の軽薄さは行動や言葉の中に現れる。
酷く扱っていいのは、大切であることを表明した後だ。
性欲を発散したいだけの男性には注意してほしい。
↓調教に興味のある女性はこちらよりお問い合わせ下さい。
↓クリックをお願い致します。