当サイト「M女のための調教ブログ」を立ち上げてもう5年以上になる。
サイトの多くはM女性を調教する様子を掲載したり、日々僕が感じたことを書き連ねている。
僕はこのサイトを通して多くの方の人生に触れさせて頂いた。それは未経験だった女性にSM調教を経験してもらうといった部分だけではなく、その人の人生的な背景や思考といったものにも及ぶ。
オンラインサロンを始めたことで、今まで接することのなかった他のドミナント男性との交流も生まれた。
今回は「M女のための調教ブログ」を通して出会った人々、それに対して感じた事について書いていきたい。
目次
調教を希望するM女
このサイトに辿り着く女性の中で最も多いのがこの願望を持った女性だろう。
「主従関係を経験してみたい」「SM調教を受けてみたい」といった願望を持ってたまたまこのサイトを見つけて頂き、記事をご覧頂く中でさらに強い興味を抱いた女性から調教希望のお問合せを頂く。
お問合せを頂く女性の多くはある程度の記事を読んで頂き、僕の考えや人柄のようなものを感じて連絡を頂くように思う。
調教記事の中には過激な写真も多いが、僕は女性が嫌がることを強制する趣味はない。掲載しているプレイはその女性が潜在的に求めていると判断したことを与えている。
関係を持っている女性の中には分類的に「ソフトSM」のような行為しか行わない従者もいるが、彼女はそこから最大限の幸福と満足を得ていると思う。
刺激は強すぎても不安になるし、足りないと冷めてしまう。僕はその女性にとっての最適な状態を作り出すことに集中する。
連絡を頂いた瞬間に主従関係が始まる訳ではなく、無理なプレイを強制することもない。
調教に興味がありながらも「自分が本当に奴隷になれるのか不安」「自分の願望が本当に主従関係なのかわからない」という方は調教希望の問合せ画面で以下のチェックを付けてお問合せを頂ければそういった診断から始めたいと思う。
【調教希望の女性へ より】
悩み相談を頂く女性
当サイトではM女向けの悩み相談を受けつけている。
相談をしていいのか悩んでいる方向けに相談内容の例を記載していく。
参考
- 自分がサブミッシブなのか知りたい
- S/D男性の気持ちを知りたい
- 関係を持っているパートナーについて
- ご主人様と関係を解消したい
- 過去のトラウマについて
自分はおそらくMだという自覚がありながらもそれが主従関係によって満たされるものなのか、性的快楽を求めるものなのか、そして何より自分自身を理解したい女性は多い。
最近はサブミッシブ（服従・従属嗜好）という言葉が日本でも市民権を得てきたこともあり、「もしかしたら自分も…」と考えるものの、実際に話を聞いて紐解いていくと全く異なる結論に至ることもある。
そして同じく多いのが、現在関係を持っているパートナー・ご主人様についての悩み相談である。
ご主人様に対し好意的ではあるものの約束を破られたり理不尽なことを言われたり、信頼関係を損ねるような対応を経験した女性から相談を頂く。
こちらに関しては言えば、Twitter等でカップル（主従関係）として活動している女性から相談を頂くこともある。
Twitterにおいてとても有能に見える男性でも、最も近しい立場の従者から見ると問題が多く言い出せなくなってしまっているケースもある（もちろん僕自身にも同じことは言える）。
関係を良好に戻すために相談を頂くこともあれば、関係を穏便に終わらせるために相談を頂くこともある。そして何より注意しなければいけないのは、必ずしも女性の意見に寄り添うのが正解ではないという事だ。
女性の受けとめ方が歪んでいる場合もあるし、話を聞いていると男性はとても誠実で丁寧な対応をしていると感じる事もある。
僕は女性を気分良くさせるために相談に乗っている訳ではないので、状況を改善させることを目的として返答をさせて頂く（それが女性を否定するような内容だったとしても）。
もちろん苦しんでいる女性を追い詰めるような言い方はしないが、もし相談をされる際には上記のような内容にご理解を頂ければ幸いである。
色々な女性との出会い
悩み相談・SNSで知り合った女性と仲良くなり、主従関係を結ばなくとも電話をしたり食事に行くことがある。
女性経営者・OL・医療職・芸能・学生など職業や立場は様々でも通底して「SM」という共通のキーワードを持っている。
仕事や日常、好きな本や映画などお互いの話をしながら酒を交わす。しかしドミナントやサブミッシブという、我々にとっては当然であり しかし興味のない人には一切理解が得られない共通の秘密のようなものを持っている。
これはとても不思議なもので、どんな会話をしていてもどこかでその人の奥行きや余白、色気のようなものを感じる。
自分の従者はもちろん、そういった女性と楽しく過ごす時間はとても有意義だ。
オンラインサロン会員の男性
僕は「Black Label」というオンラインサロンを展開している。
内容としては主にM女性との出会い方、コミュニケーション、思考について書いている。時折ブログの記事には掲載していない調教写真を載せることもある。
僕は元々、学生の時に作った前身のサイト時代含め男性とコミュニケーションを取るということを避けて来ていた。
10年以上前からネットの掲示板には女性の気持ちや道理を無視した身勝手なS男性が溢れ、ネットにはまともな男性が一人もいないとさえ思っていた。
そういった男性に対する注意喚起、ネット出会いでのポイントなどを女性向けにまとめたものが当サイト「M女のための調教ブログ」である。
自分はまともだなんて論説は証明しようがないので特に強調はしない。ブログ記事を読んで人間性は判断すれば良いと思う。
Black Labelでは主にこれからM女と主従関係を持ってみたい男性に向けた記事に特化して書いている。その中で男性会員と交流を行い感じたことは、真摯にパートナーを求める男性も沢山いるという事実だ。
女性を傷つけたくないからこそ、少しでも参考になればとサロンにご入会頂けている。実際に会った会員もいるが、日常ではとても立派な仕事をされている方も多い。
「ドミナントなんて誰かに習うものじゃない」と揶揄する人もいるだろう。しかし自己流で女性を傷つけている男性がいくらでもいる中で、一度勉強してみようと考える男性の方が遥かに誠実だと僕は感じている。
仕事や勉強は当たり前のように学ぶのに、なぜか性行為やドミナントについては本来の性質であること、その人の才能であることが優位であるように考えられている。
元々センスが優れている人というのは間違いなく存在する。しかし偶然の成功によって自分が優れていると勘違いし、女性が我慢をし続けている事実もある。
学ぼうと思ってくれた男性を、僕と交流を持とうと思ってくれた男性を僕はとても嬉しく思う。
おわりに
僕は自分で立ち上げたこのサイトのおかげで沢山の素敵な女性・男性と交流を持つことができた。
一からHPを作成するというのは敷居が高いかもしれないが、ネットのコミュニケーションを軽んじずにTwitter等のSNSでも丁寧なやり取りを心掛けていれば、日常では出会えない同じ趣味嗜好を持った人と懇意になれる可能性がある。
今はネットでの出会いとリアルでの出会い、どちらが優位という事はなくなって来ているように思う。
僕はブログを通して普通に生きていれば出会えないような多くの人々と出会い、とても貴重な時間を過ごすことができた。
もしそういった世界に興味があるのならば、リスクのない範囲で活動をしてみることを強くオススメする。
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