日記

海の底で

 

深夜の静寂は海の底に似ている。

太陽の下で対応した様々なことに疲弊し、深夜、一切の灯りを消して部屋のベッドに横たわる。

光も、音も、匂いも、何も入ってこない。インプットが遮られた状態で、僕は少しだけ自分の中にあるモノを見返してみる。

好きだった人、傷つけてしまった奴隷、タイトルを忘れた音楽、今では買えない雑誌、価値観が複雑になる前の自分。

幼い頃は、深夜の静寂がとても恐ろしかった。家族が寝ている中で自分だけが眠れず、世界に一人だけ取り残されてしまったような感覚。きっと深い海の底はこのくらい孤独なのだろうと幼心に思ったことを覚えている。

恐ろしいものは大人になるにつれて減っていく。だが、増えてもいく。

女性を過保護なほど丁重に扱うこともあれば、誰よりも酷く扱うこともある。自分の精神はとっくに分裂してしまっているんじゃないかと思うこともある。

 

考え事をしているうちに、意識はさらに深く沈んでいく。

 

海でもプールでも、水の中から水面を見上げているのが好きだった。

ゆらゆらと幻想的で、顔を上げなければ死んでしまうのに、息が続く限りずっと水面を見上げていたいと思っていた。

 

先日調教した女性とホテルに行く前に、こんな話をしていた。浮世離れした、取り留めのない話だ。

彼女は興味深そうに僕の話を聞いていた。時折頷いて、何かを考えていた。僕はそれを特別な話としてした訳ではなく、その辺りに生えている花の話をするのと同じ口調で話した。

僕のところに集まってくる女性は感性が豊かな方が多いと思う。

このブログを介して出会っているからか、非日常を求め、色々なことを話す。

セックスのこと、調教のこと、大切な恋人のこと。時折、実験のせいで宇宙に送られたクドリャフカの話もする。

僕は女性がまとまらないままでも自分の性的な悩みや関心を打ち明けてくれるのを聞いているのが好きだし、応えたいと思う。

上手く話そうと思わなくていい。

まとまらないまま一生懸命伝えようとしている頬を撫でるのが、僕はたまらなく好きだ。

話だけでもいい。調教やアブノーマルな世界に興味がある女性は、一度話をしてみよう。

沈んだまま、浮上したくなくなるかもしれない。

 

↓調教に興味のある女性はこちらよりお問い合わせ下さい。

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