タイトルのように奴隷を叱る男性がいる。
先日、Twitterで画像のようなツイートをした。
M女からの悩み相談は日々送られてくるが、突き詰めると同じ悩みを持っている女性がとても多いことに気づく。
それはご主人様の真意が見えないというものだ。
従者という立場上、奴隷はご主人様に対して質問をしにくい立場にある。
察すること、空気を読んで行動をすること、我慢をすること。
それが主従関係の美徳のようになってしまっている。
そんなクローズドな世界になってしまっている主従関係について今回は記事を書く。
従者に求められる「考える」難しさ
僕もよく従者に「考えなさい」と伝える。
考え方や行動を主の好みに合わせていくチューニングが調教でもあるし、女性としてもそれを心地良いと感じる事実もあるだろう。
その調整を楽しめているのはとても良い関係だと思う。
女性自身、ご主人様の好みに染まっていきたいと思う気持ちは強いはずだ。
しかしこの主従関係における曖昧さが、実際には多くのM女の心をズタズタに傷つけている。
詳しい説明はもらえずに主は不機嫌になり、奴隷はどうしていいかわからずにうろたえる。
「自分の考えが足りないからだ」
「自分の気が利かないから」
「ご主人様は正しく自分が間違っている」
このように思い悩み病んでしまう。
自責思考に陥る必要はない
しかしこの状況は第三者からすればあきらかにご主人様側の言葉足らずなケースが多い。
考えなさいと言うには、考える材料を与えてあげなければならない。
さらに言えば答えのある問いであるべきだ。
思いつきで「頭を使え」「考えろ」と言ってしまう男性は少なくない。
女性にとって初めてのご主人様の場合にはその異常さに気づくことも難しいだろう。
しかし中には頭の切れる男性で、意味があってこの問答をする場合もあるから見極めが難しい。
最初に掲載した画像にも書いたが「関係が上手くいかないのはお前の努力が足りないからだ」と言い放つ男もいる。
立場を利用し、すべての責任を奴隷側に転嫁する最悪なパターンだ。
仮に男性の思慮が足りなかった場合に、いずれ女性が消耗して離れていってしまう事がある。
この時女性としては疲れ切って離れていくので、実は傷つきながらも尾を引かない女性も多い。
この時に情けなくうろたえるのは男性だ。
雑に扱っていたのに、いざ離れていくとなると急に焦る。
大変恥ずかしい話だが僕も慕ってくれていた従者に同じ思いをさせてしまったことがある。
言い訳のしようのない、僕の不誠実な部分だった。
主従関係は色気があって、楽しむべき関係だ。
男性の性欲発散やわずかな自尊心を確認するためのものではない。
ご主人様に違和感を感じたら、擦り減ってしまう前に第三者に話をしてみよう。
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