M女のための調教ブログでは日々多くの調教希望や悩み相談のご連絡を頂く。
調教希望の問い合わせを頂いた女性とはいきなり関係を結ぶ訳ではなく、メッセージや電話でやり取りをさせて頂き関係を結ぶかどうかを判断させて頂いている。
その中でいつ頃からどういったきっかけで主従関係や調教に興味を持ったかという質問をさせて頂くが、その回答が実に興味深い。
当ブログから調教希望をしてくる女性の多くがSMや主従関係未経験の女性である。
そういった話題についての性質上、姉妹や仲の良い友人にも話したことのない女性がほとんどだ。
どれだけ賢い女性であっても、言語化せずにいたものは自身の中でも整理ができていないケースは少なくない。
奴隷になることを求める女性の多くが自分が何を経験したいかを理解できていない。
僕とやり取りをする中で初めて、自分がなぜ主従関係や調教に興味を持ったか、どんな体験をしてみたいかといった内容を整理するのだと思う。
今回は僕が実際に女性とやり取りをしてきた中で現れた傾向について書いていきたい。
「SMや調教に興味はあるけど、自分が求めているものが本当に主従関係かわからない…」といった女性はパートナーを探す参考にしてみてほしい。
目次
幼い頃にみた漫画・アニメがきっかけで
未就学児(小学校入学前)~中学生の頃、程度の差はあれ多くの人は漫画やアニメに触れる。
その中の登場人物が拘束されていたり痛めつけられているシーンが好奇心のきっかけになる場合がある。
当時はもちろんそれがSMや服従といった性的関心であるとは理解できていない。しかし不思議な興奮を覚え、高校生~社会人と精神が成熟し情報が増え、自分が幼い頃に抱いた興奮が「自分はMではないか?」といった仮説に到達する。
しかしシーンには興奮していたもののそれが自分が求める性的関心の正確な表現ではなく迷いが生じる場合も少なくない。
これはマゾ(被虐嗜好)とサブミッシブ(服従嗜好)の違いを知らないゆえの悩みである場合が多い。
※参考記事
あまり人に恋愛感情を抱かない
これは本人に女性的な魅力がなく恋愛ができない、といった理由ではない。
むしろ恋愛には困っておらず、男性からアプローチされる機会もある。
しかし本人としては恋愛感情を自覚したことがほとんどなく、付き合うきっかけとしては相手の男性に対し家族のような信頼感がある・相手が熱烈にアプローチをしてくれた・友人の中では最も波長が合うなど恋愛事情が優先しての交際ではない場合が多い。
女性によっては自分はアセクシャルではないか?と心配している方もいる。
※アセクシャル=無性愛。他者に性的欲求や恋愛感情を抱かないセクシャリティ
他者に特別な感情を抱かない理由は様々だと思うが、調教希望の問い合わせの中から感じる一説としては「ご主人様」を求める気持ちが根底で強く、恋愛感情よりも優先されている可能性があるということだ。
元カレの影響で
これは元恋人に調教をされていて…というものではない。
彼氏の好奇心で簡単な拘束をしてみたり玩具を使った性行為をした際に今までにない満足感を覚え、もっと深く経験をしてみたいと感じる女性がいる。
多くの女性から頂く悩みとして、もともとSMに対する興味の自覚があっても引かれたり嫌われたりするのが怖くて恋人には言い出せないといった相談を受ける。
さらにサブミッシブとしての純度が高いほど、立場が対等である恋人では服従願望が満たせないことも感じるだろう。
きっかけは恋人同士のおふざけだったかもしれないが、別れた後に本格的にご主人様という存在に支配をされてみたいと感じる女性もいる。
サピオセクシャル
サピオセクシャルとは相手の知性に性的興奮を感じる嗜好である。似て非なるものとしてサピオロマンティック(相手の知性に恋愛的な魅力を感じる嗜好)がある。
性的興奮までいかなくとも「賢い人が好き」という女性もいるだろう。
こういった女性の特徴として好奇心が非常に強く、自分で確認をしたいとった気持ちが強い。
情報を見分ける能力が非常に高いので、ネットの噂や他人から聞いた話を鵜呑みにせず、自分なりの解釈を行って物事の真贋を見極める能力がある。
この特徴のある女性はロジカルシンキングを仕事にのみ適用するのではなく、自身の性的関心について紐解く時やパートナーを探す時にも応用することができる。
主従関係には単頭飼い(主人1人&従者1人)と多頭飼い(主人1人&従者複数)の関係がある。
サピオセクシャルの女性は女としての自分を優先してパートナーを探す場合と奴隷としての自分を優先してパートナーを探す場合があり、後者の場合は「自分を最も支配してくれるのは誰か?」といった指標が優先されるので主が多頭飼いであっても気にせずにパートナー選ぶ傾向にある。
奴隷になりたい人は自己肯定感が低い?
ネット記事によく書かれている情報の一種として奴隷になりたがる女性は自己肯定感が低く、幼少期にトラウマを抱えている場合が多いといった説がある。
こういった記事の内容を要約すると以下のような内容が多い。
要約
- 自分に自信がないので肯定してくれる人を求める
- 判断が苦手なので導いてくれる人を求める
- 幼い頃の性的虐待が性癖につながっている
- 抑圧された環境にあった
こういった記事を書いた人の主観や実体験がベースになっているのだろうから、その人の経験則としては上記のような女性が多かったのかもしれない。
しかし同じように「M女のための調教ブログ」に寄せられる調教希望を集約していった実感としては自己肯定感が高いからこそ心から服従したいと思える相手を探すサブミッシブ女性も多いということだ。
賢く男性を見る目も肥えている女性こそ、自分でコントロールができない(コントロールされてしまう)、理解が追い付かないような男性に魅力を感じているように思う。
自己肯定感が高い(ないしは決して低くはない)女性は服従者としても優秀であろうとするので、こちらの意図を正しく汲んだり高い精度で実行する能力が高い。
私見としては「自己肯定感の低い女性だからMである」という論理はあまりあてにならないように思う。自己肯定感の高低問わずサブミッシブの女性はいる。
まとめ
今回はあくまで当ブログへ調教希望の問い合わせを頂く女性をベースに解説を書いたので、対照的にまったく共感できない、当てはまらないといった男女もいるだろう。
重要なのは、曖昧な嗜好の世界だからこそ正しく情報を精査するべきということだ。
多くの情報に触れ、その中で自分が最も共感できるパートナーと関係を結べばいい。
最近ではSNSや当サイトのようなブログでも調教希望者を求める男性は沢山いる。
噂や情報をよく咀嚼し、自分が最も支配されたいと思う相手に声をかけてみるといい。
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