時間が取れた時に夜の街を歩くことがある。
目的はなく、喧噪の落ち着いた時間を選んで気の向いた場所へ向かう。
気温が下がると空気の匂いが変わる。
知らず知らずのうちに、開く花の種類も変わっているのだろう。
ある時、仕事の作業場から程近い東京駅を訪れた。
夕闇の中で黄金に輝く「東京」に、それぞれがそれぞれの感情がこもった視線を向ける。
これから出逢うのか、別れた後か。
喜びと哀しみが入り混じった生ぬるい風は、夏を遠くに運んでいく。
少し、従者の話を書きたいと思う。
現在僕は何人かの女性と変わった関係を結んでいる。
普通の恋愛ではなく、首輪を掛け、支配をする関係だ。
社会性の連続の中で生きる僕らは、時折少しだけ社会から降りたくなる。
従者は日常で責任のある立場であったり、女性によってはカメラを向けられる職種もいる。
社会人よりよっぽど忙しく勉学に励む学生もいる。
「主従関係」と言うとどうしても調教におけるプレイや性的嗜好が先行しがちだが、関係を結んだ後でいえばそんな事はきっと些細な問題である。
僕は従者の日常について話しを聞くのが好きだ。
好きな食事は、酒は飲めるか、最近面白かった本は、大学では何を学んだ?
自分の従者たちは女性としてとても魅力的であると思う。
食事をしながら話をしていると、目の前の女性にサブミッシブの嗜好がある事を忘れてしまうくらいに。
従者たちには品の良い格好で、良質な食事をして
多くの詩や絵画に刺激され、恋人から一身に愛され、良い夢を見て
最も健やかな状態で犯されに来て欲しいと思う。
関係を持ったことで悩みが増えるのは望ましくない。
主従関係の中で見えるお互いの僅かな異常性が前向きな刺激になるといい。
宵の中をふらふらと漂いながら、従者の様々な表情を思い出す。
月の綺麗な夜だった。
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