このカテゴリー記事ではプレイ別に潜むM女の願望について解説していく。
今回は番外編的にプレイそのものではなく、経験した女性しか表現が難しい願望について説明する。経験した女性であっても、なぜ自分がそのような状況の興奮しているのかはわからないかもしれない。
「M女とはこういうものだ」と決めつける意図ではなく、こういったプレイや調教を望む女性は自分にはどんな願望があるのかを把握するための参考にご覧頂ければと思う。
目次
尊厳破壊/絶望/敗北という状況に発情する女性たち
「人間としての尊厳を奪われる」「絶望する」「敗北を感じる」という状況に対してひどく発情をする女性がいる。ここでいう絶望とは比喩ではなく、ある限られた条件下で実際に訪れる絶望という性癖である。
そもそも女性がご主人様を求める理由には以下のようなものがある。
例
- プレイとしてのSMを経験してみたい
- ネットやコンテンツで見る「主従関係」に憧れがある
- 自分の願望を包み隠さず解放できる相手が欲しい
- 自分の願望や欲望を引き出してくれる相手が欲しい
- 先に男性として好意を抱き、その人が望むこと=SMをしたい
上記はすなわちその女性が興奮するスイッチになる可能性があるが、願望に適した相手を探すのが難しい。しかしさらに表現が難しくパートナー探しに苦心をする女性がいる。
その一つが自分が絶望するという状況にどうしようもなく興奮してしまう女性だ。
僕の従者や非従者の女性と会話を重ねてきた中で、以下のような願望を持った女性がいた。
今まで軽蔑を恐れ誰にも話せなかったその願望を話している時、その女性の表情は女性ははっきりと欲情していた。
参考
- 経歴や個人情報をすべて握られたい
- 免許証を持った全裸写真を撮られたい
- 調教中の写真や動画を所持されたい
- 露出中に見つかって軽蔑されたい
- タトゥーなど不可逆の印を施されたい
- 返せないほどの借金をしたい
- 取り返しのつかない失敗をしたい
- 馬鹿にされたい
- 笑われたい
これらは破滅願望と表現しても良いかもしれない。自分が破滅のリスクに晒されることに発情してしまう性癖である。
尊厳破壊や破滅願望には2種類あるように思う。本人が絶望的な状況に晒される場合と、他人がそのような状況に陥っていることに興奮する場合である。
「M女のための調教ブログ」では写真や動画付きの調教記事を掲載しているが、意図的に掲載していない調教や奴隷も存在する。
例えばモデルやグラビアアイドルなど芸能活動をしている女性の調教については事前協議のうえ記事にはしていない。しかしそういった女性には少なからず破滅願望の傾向がある。
顔の割れる仕事をしながらこのブログに問い合わせをしてきている時点で、その女性は自分が認めたものへの服従願望・秘密を握られたいといった気持ちが他の女性よりも強い。
「絶対になってはいけない姿になったらどうなるのだろう…」といった強い好奇心を抱いている。
仕事上の理由で写真掲載がNGだが、主である人間にその醜態を握られていることにどうしようもなく発情するのだ。
破滅願望の女性は珍しいのか?
この性癖を自認しない女性からすれば上記のような状況は恐怖でしかないと思うが、紐解いていくと実はこの性癖は珍しいものではない。
これには様々な見解があると思うが、私見を述べると自身でコントロールできない状況への過敏な反応であるように思う。
そもそも調教中に拘束をされて自由を奪われたり、ご主人様の命令で自分の意思とは無関係に羞恥的な行動を取らされる状況にはほとんどのサブミッシブ(服従願望)の女性は発情する。
レベルの問題こそあれ、自身でコントロールできないという状況に興奮すること自体はMの女性としては極自然である。
一例として露出調教について考える。ご主人様の命令で露出調教を行うことになった時、屋外ではあるものの誰の目にも触れない場所で行う露出調教があったとしよう。
奴隷は自分の意思では行えないような大胆な行動に興奮する可能性は十分にある。
一方、破滅願望の女性は人通りの多い場所での露出や、場合によっては通行人に写真を撮られることにすら興奮するかもしれない。バレるかバレないかのギリギリの状況にもきっと興奮するだろう。
どんな調教にも段階があるが、露出でいえば過度なものは人生を棒に振る可能性がある。破滅願望の女性は自分の人生が終わってしまうかもしれないという状況に興奮する。
もちろん女性によっては破滅願望などなく人前での露出を楽しむ女性もいる。しかし破滅願望の女性の場合は露出そのものではなく自身が置かれた状況に欲情しているのだ。
AVや漫画の中の表現として弱みを握った女性を脅迫し、思い通りに調教していくというものがある。作品としてこのシチュエーションに興奮するのは必ずしも男性だけではない。
漫画の「ワンピース」やアダルトゲームの「退魔忍」シリーズにも尊厳破壊の要素が多分に含まれていると言われている。
一例としてワンピースではもともと高名だった海賊が貴族の奴隷になっていたり、皆の尊敬を集める男性キャラクターが謝罪のために悪役キャラクターに対し笑顔で裸踊りで詫びを続けるシーンが描かれている。
退魔忍シリーズでは、美麗な女性が文字通り「箱」の形に変化させられてしまったりといった表現がある。
「敗北エッチ」と言われるジャンルもあり、強く美しかった女性が相手に敗北し、抵抗できない状態で性奴隷にされてしまうといったシチュエーションに興奮する女性もいる。
そんな歪な表現に性的興奮を覚える人々もいるのだ。
女性にとってネットで出会い主従関係の世界に踏み込むことすら現実的ではないと思っている方がほとんどだろう。
それに加えて、上記の作品のような肉体的にも精神的にも抵抗をゆるされない、ある意味では社会的な生死を握られた状況に踏み込める女性はほとんどいない。
しかし当サイト「M女のための調教ブログ」においてもこのような願望を持った女性からの問合せは少なくない。
破滅に晒される状況にひどく興奮をしてしまう女性は一定数存在するのだ。
勘違いをする男性に注意
願望は明確であればあるほど求める相手も明確になるが、絶望したいと求めた時に寄ってくる男性の多くは危険をはらむ。
SM出会い掲示板などを眺めていると「人生終わらせたい女は連絡して来い」「個人情報をすべて晒して俺に尽くせ」といった男性の書き込みも多く見られる。
先述した通り、AVや成人漫画で得た知識から関係性よりも過激なプレイが先行してしまっているのだ。
中途半端な相手に秘密を握られると関係を終わらせたい時に逃げられなかったり、ストーカー化する可能性も大いにある。
破滅願望のある女性は、どうでもいい男性に自ら弱みを握られにいくような馬鹿なことはしない。意味もなく人生を棒に振りたい訳ではない。
あくまで男性として、主として認めた相手からの完全掌握を望む。
認めた男性にクリック一つで人生が破綻するような秘密を握られる状況に溺れているのだ。
まとめ 相手を探す時には最大限の注意を
SMパートナー・ご主人様を探す時のリスクについては「M女のための調教ブログ」でも様々な記事で取り上げている。
今回説明した破滅願望・絶望という性癖については、通常の主従関係以上に相手を探すことが難しい。
それは当然安全面の問題もあるが、絶妙な加減で女性の願望を満たしてくれる相手は希少であるように思う。
パートナーを探す際には最初からこの願望を明らかにせず、やり取りを続ける中で相手が自分の特殊な願望を満たしてくれる相手かどうかを見定めることをオススメする。
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