日記

溶けていく現実

 

世界が変わる瞬間というのは、長い人生の中で何度か訪れる。

 

色彩が移ろい、かたちが変化し、溶けて、収束し、霧散する。

概念と形容とが連続して、「私」と「あなた」が作られる。

 

芝居掛かった言い回しを、芝居の世界だけにしておくには勿体ない。

今でもふと、僕と奴隷との生活について現実感を失うことがある。

成人した女性に首輪をかけ、リードを引き、叩き、抱き締める。一般的な優しさなどどこにもなく、しかしこの二人の中でそれを不満に思う人間はいない。

成長過程のどこかで出会ってしまった「支配をしたい」という気持ちと「支配をされたい」という気持ちが呼応して、そこにはとても満たされた世界が作られる。

それを見た誰かが非難をしたとしても、その人を納得させる必要はない。それは2人にとってのみ正しくあればいい。

主従関係を結ぶ前というのは、男女ともにそれが現実であるとは信じられない。

あくまでAVの世界であって、小説の世界のはずだった。

しかし実際に人が人を飼育・調教する世界は存在する。想像していたよりもずっと辛くて苦しくて悲しくて最高に幸せだろう。

30階にあるレストランで食事をする時に最も幸福を感じる女性もいれば、地べたに這いつくばってご主人様の足を舐めている時に最も多幸感を得る女性もいる。

それはきっと、どちらも正しい。

盲目的に主従関係を進めたり、アブノーマルを楽しめば良いとは思わない。

しかし空想は思っていたよりもずっと近くて、それを隔てる壁は薄い。

 

 

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